

【Laura day romance/farewell your town】
東京のギターポップバンド、Laura day romance待望の1stフルアルバム。
『短編小説的な感じで一曲一曲が完結しているんだけど、12曲一気に聴いたときに、コンセプト・アルバムとしても成立するものにしたい』
これはアルバム制作前に、作曲担当の鈴木迅くんが思っていたことだそうだが、まさしくその通り。
小説のページを1ページずつめくっていくように物語は進んでいき、12の街の情景が浮かんできます。
音の面では、これまでの華やかなキラキラとしたギターポップな印象から、今作はバッキングにアコースティックギターを多用し、フォーキーな仕上がりに。
自分の表現したい情景を表現するために、今作では引き算的に曲構成が考えられているように思います。
どのパートの、どの音を聴かせるか、音作りや音の配置が緻密に練り上げられているのを感じます。
とにかく今作を聴いて、彼らの表現力の高さに鳥肌が立ちました。
今後日本の音楽史に名を残していく、その序章のように思います。
難しく書きましたが、聴き心地の良い音楽なので、これまで音楽を聴かなかった方にもオススメしたい1枚です。
生活の背景にも馴染みますし、ドライブや、夜しっとりとお酒を飲みながらでも、聴く人や場面を選ばないグッドミュージックだと思います。
trailer
https://youtu.be/kUt8mYDntYw
lookback&kicks(MV)
https://youtu.be/IyoXYK3ENqo
rendez-vous(MV)
https://youtu.be/__QgvHJW8E4
Skream!インタビュー記事
https://skream.jp/interview/2020/06/laura_day_romance.php
~収録曲~
1.季刊フィルム
2.憧れの街
3.girl friend
4.worrying things
5.lookback&kicks
6.PM4
7.slumbers
8.float
9.radio
10.FAREWELL FAREWELL
11.good night
12.rendez-vous